サイバー・セキュリティ診断士

「サイバー・セキュリティ診断士」は、組織の情報システムやネットワークのセキュリティ状態を評価し、脆弱性やセキュリティ上のリスクを特定し、その対策や改善策を提案する専門家に与えられる認定資格です。この資格を持つ専門家は、情報セキュリティの原則、脆弱性評価、ペネトレーションテスト、セキュリティポリシーの策定と実施、インシデント対応計画の作成など、サイバーセキュリティの広範な知識と技術を有しています。「サイバー・セキュリティ診断士」は、組織が直面するサイバーセキュリティの課題を特定し、適切なセキュリティ対策を講じることで、情報漏洩やサイバー攻撃から組織を守ります。

 

【必要な知識とスキル】

  • セキュリティ原則の理解: 情報セキュリティの基本原則(機密性、完全性、可用性)と、これらを保護するためのセキュリティ層の概念に対する深い理解。
  • リスク評価と管理: セキュリティリスクの識別、評価、軽減策の策定、リスクマネジメントフレームワークの適用能力。
  • 脆弱性評価とペネトレーションテスト: システムの脆弱性を識別し、潜在的な攻撃者がこれらを利用する方法を模擬する技術と方法論。
  • ネットワークセキュリティ: ネットワーク構造、プロトコル、セキュリティ技術(ファイアウォール、侵入検知システムなど)に関する知識。
  • 暗号化技術: 暗号化の基本原理、公開鍵基盤(PKI)、SSL/TLSなどの暗号化プロトコルに対する理解。
  • セキュリティポリシーと手順: セキュリティポリシーの策定と実施、インシデント対応計画、継続的なセキュリティ監視のプロセスに関する知識。
  • 法規制とコンプライアンス: セキュリティに関連する国内外の法律、規制、標準(例:GDPR、ISO/IEC 27001)に関する知識と、これらへのコンプライアンス確保の方法。
  • エンドポイントセキュリティ: エンドポイント保護技術、マルウェア対策、モバイルデバイスセキュリティに関する理解。
  • クラウドセキュリティ: クラウドコンピューティングのセキュリティ課題と、クラウドサービスモデル(IaaS、PaaS、SaaS)ごとのセキュリティ対策。
  • コミュニケーションとレポート作成: セキュリティ診断の結果を明確に伝えるためのコミュニケーションスキルと、詳細なレポート作成能力。

 

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